50年間、ほとんど農業をしたことのない五十路男が始めた、農作業日記「Isogri(いそグリ)」。
2024年10月、約18年ほど住んだ沖縄を離れ、実家のある関西へ戻ってきたのをきっかけに農業を開始。
2025年4月下旬、苗を見に行った際にパッションフルーツの苗を発見!
懐かしさのあまり育つかわからないけど試しにと購入し、越冬を見越して鉢植えで育ててみることに…
パッションフルーツ 栽培日記①
筆者は現在52歳で、人生の約1/3を沖縄で過ごしました。
実家暮らしよりも長い沖縄生活でよく口にしていたのは、パッションフルーツやパイナップルなどの南国フルーツ。
本土では南国フルーツの値段も高く、スーパーなどでもあまり見かけないため、そうそう手にすることがありませんが、沖縄ではパッションフルーツやパイナップルはマンゴーに比べると比較的手頃な価格だったため、よく購入していました。
そんな南国フルーツの苗が売っていたのですから、買わないわけにはいきません。
そんな理由で、パッションフルーツの苗を2025年4月30日に2株購入してきました。
パッションフルーツの植え付け

購入したきたパッションフルーツの苗を、赤玉土7・腐葉土3の割合で配合した土を作りプランターに植え付けました。その際に、元肥として油かすも入れておきました。
そして後日、愛知県へキャンプ用品を購入しに行った際に、立ち寄ったホームセンターでたまたま声をかけた定員さんが、パッションフルーツに詳しい方だったため色々とお聞きしたところ、「果実がたくさんなるように育てるには、なるべく四角形の大きなプランターのほうがいい」とのことで、関西に戻ってきてから大きめのプランターを購入しました。
ここで色々と土やプランターを試してみたかったため、通常の長方形プランターと下に水を貯めることのできる長方形プランターをそれぞれ1つずつ購入。
また土も「フルボ酸配合 花ちゃん培養土」を購入してみることに…

左が下に水を貯めることのできる長方形プランターで、土はフルボ酸配合 花ちゃん培養土のみ。
右は従来の長方形プランターで、土は赤玉土7・腐葉土3の割合で配合した土を入れて2025年5月20日に植え替えてみました。
- 下に水を貯めれる長方形プランターとフルボ酸配合 花ちゃん培養土
- 従来の長方形プランターと赤玉土7・腐葉土3の割合で配合した土
実際に育ててみて、右のパッションフルーツは根本で枝が分かれていたので、この時点で1本仕立てにしておけばよかったと思いました。
パッションフルーツの育成

2025年5月22日には、2日前には無かったはずの花の蕾のようなものを発見することができ、期待が膨らみます。
毎日水やりをして、1週間に一度の割合で液肥「住友化学園芸 ベジフル液肥」を適量あげている状態です。

そして2025年6月3日には、もう少しで花が咲くんじゃないの?というところまでやってきました。
ここまで来たら、花が咲くのを待つだけです。

そして2025年6月4日朝10:00前にはあと少しというところで、花が咲くのは翌日かなと思っていましたが、昼前に確認しに行くと、なんと約80分ほどで開花しているではありませんか。

最近、蜂がめっきり減っているのもあり、ピンセットを持ってきて雄しべを切り取り、雌しべに擦り付ける人工授粉をしてみました。
初めての人工授粉だっただけに、上手にできたか不明で少々心配でした。

5日後の2025年6月9日には、花のあった場所から実がなり始めてきたのを確認。
その10日後の2025年6月19日には、綺麗になった果実を確認しました。
その後は果実には変化はなく、2025年8月に入ってから実が少しずつ紫がかってきました。
果実は変化がほとんどありませんでしたが、枝の方はどんどん伸びまくりで、2025年8月上旬には剪定を行いました。
パッションフルーツ 栽培日記① あとがき
南国フルーツは沖縄以外では育たないと勝手に思っていたので、関西で実が育つまでになるとは驚きでした。
根本で枝が分かれていたパッションフルーツの株は、もう一方に比べて成長が遅く、花も咲かないため始めのうちに脇枝を切っておけばよかったと思いました。
今後は果実の色づき方などを、日記で綴りたいと思います。
果実栽培日記